2004.03に「リトルさん」からサムソンのCDブラシレスモーターと真鍮パイプの提供を受けました。
4月になったら開発に着手できる予定でしたが計画は伸び延び・・・ご無礼をいたしております。

リトルさん素材 その@ CD分解とホルダーの製作 (2004.06.10〜11.17)


スナップリングプライヤーでクリップを外します。

専用工具を使うべきなのですが、たまたま手元にあったので「刺抜きピンセット」を使いました。

(道具は正しく使わなくてはなりません。この作業に使ったがために1本/\4000-のピンセットがダメになりました。)
簡単にベル(モーターカン)を外せます。

ここまでは「トリさん素材」よりも楽です。

そして緒元が明らかになりました。
ブレイド枚数 9枚
ステイター直径 21.4mm
ステイター内径 7mm
ステイター厚み  5.7mm
さて、ここからが大変です。

○を付けてある部分(カシメ部分)をリューターやエンドミルを使って平らに削ります。(図は作業完了状態です。)
巻線を傷つけないように削るのは集中力が必要です。(後日、金属マスキングを紹介しますね。)

また、←部分の半田を取り去ります。
オイルレスメタルを外し、φ6.5mmのドリルで穴を広げます。

ステイターホルダーの肉厚が0.5mmほどしかなくなるとストレスなくステイターを外せます。
PJSのモーターのようにステイターにターミナルを固定する工夫をしました。

FRPでターミナルの台座を切り出しました。
FRPは絶縁材料/GWSのPICOサーボ用ハトメは通電材料です。
エポキシ接着剤でステイターに固定し、ハトメにエナメル線を半田付けします。

これでエナメル線のポロリはなくなる?

(放熱性を考えるとエポキシの盛りすぎはできませんね。)
提供された各種パイプを組み合わせてホルダーを製作しました。

しかし、絶妙の直径のパイプがあったものです。流石!リトルさん。

10mmパイプの中に9mmパイプを入れて、その中に8mm・・・って具合です。

う〜ん、ピンボケ
完成した個別パーツ

僕のデジカメは夜に弱いの〜。(T_T)

半田付けで固定したパイプの内径はφ6なのでF630ベアリングがぴったりです。
ベアリング/プロペラセイバーなどと合体!
これから行う改造の成果を見極めるため初期スペックを測定しておきます。
スペックテスト
(於10V固定電源/GWS1047SF)
回転数 1020rpm
電流 0.72A
推力 75g
結果から察しますに「トリさん素材」よりも線を多く巻いてあるようです。