胴体の上下位置と空気抵抗 (2005.03.23)

胴体の上下位置と空気抵抗について検証しました。

実験方法

プレタシリーズなら方法は簡単!主翼マウントのビスを緩め、テールパイプを「クルッ」と180度回してネジ締め。サーボの回転方向をリバースにすれば胴体の上下位置の変更完了です。

胴体上下「クルッ」の前
吊り下げタイプの胴体

この機体で当初飛ばしていたタイプの胴体で安定性重視のつもりで吊り下げタイプを採用しました。比べる対象がなかったので大きな抵抗は感じませんでした。

・・・が・・・

胴体上下「クルッ」の後
主翼上下の中央付近にある胴体

別の実験のときにたまたま試した中央タイプの胴体は吊り下げタイプに比べてスピードアップ。
当然、ランチ高度もupしました。

安定性が損なわれはしないか?と心配しましたが、この機体に関してそれはありませんでした。

もう、吊り下げタイプに戻す気はありません。

正面から見た機体の面積
真正面から

この差、理由は簡単!単に抵抗になる面積が減ったからです。

HLGフライヤーが細身胴体や薄翼を好むワケはこれにあります。頭で考えただけでも理解可能ですが、図にすると更に考察が深まります。

「Zephyr」の名前でデビューした機体でしたが、この実験を行って「Macrophage」と改名しました。
この先、各種セッティングであらゆるトラブルに対しての免疫力を高めたいと思います。
特記事項

ここでは胴体の上下位置で投影面積と空気抵抗が変化することのみを検証しています。
(Macrophage/実験日:2005.03.20)

                    

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