Zephyrのカウル (2004.11.07)
木型の製作
原寸大図面を数枚コピーします。

コピーした図面は中心線を別の色で引きなおして不要部分を切り取ります。
型にする木にスプレー糊で貼り付けます。

木材を貼り合わせた集成材(10mm厚×3枚)に中心線を入れたものにスプレー糊55で貼り付けます。

(スプレー糊55はベタベタが残らず作業が楽です。)
まずは平面型に切ります。

今回は1つの型で2種類の製品を作れるものにするつもりです。
PETの縮みつけ工法(シューリンク)で重量増を減らすにはできるだけ大きなオス型を使うことです。

←これを見てご理解いただけますか?
上面にも図面を貼ってアウトラインを削ります。

今度は上から見た図をモトにして先に貼った図面ごと削ります。
今度は前から見た図をモトにして削ります。

削ると中心線が消えてしまうのでボールペンで入れ直しながら作業を進めます。
荒削りが済んだら細部を丸めにかかります。

でも、最後は短冊状に切ったサンドペーパーを用い軽い力でゴシゴシします。(左右を平均に丸めるにはとても良い方法です。)
出っ張ったところにマーキングを入れておけばこの工法のスバラシさがよくわかりますよ。
木型完成?

なかなか頭で考えた通りにはならずツギハギだらけ(修正編参照)になってしまいました。
ご愛嬌です。(*^_^*)
修正編

上下分割カウルです。
途中、何度か型抜きを試し、細部を確認します。

←ピンボケ失礼!

細部を確認しながら削いでいますが、実際にPETを抜いてみるとその狂いがよく見えます。

クリップ偉大ナリ!
削りすぎたところは?

ガバッと大きくカンナで削いで平面を作り、木片を貼り直して削りなおします。

接着には木工ボンドを使います。瞬間接着剤などを使うと加熱時に型と材料がくっついてしまうので普段から習慣付けておきましょう。(PET材料は心配ないみたい)

繰小刀 偉大ナリ!
木工ボンドをよく乾かせて削り直しです。

寝る前に貼り、次の日に削りの作業をするのがいいでしょう。

細かく削るには厚みのある刃物がオススメです。

さあ、次はPET胴体の成型です。

                    

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