強力な磁力を維持できる いい材料を発見しました。
CDブラシレス用デフォルトサイズモーターカンの製作 (2004.02.04)

ロングサイズモーターカンの製作編を合わせてご覧ください。

カンの材料にマブチのRF320モーターを使いました。(RF330モーターも同じカンでした。)

まずはバラす!
RF320モーターのラバーマグネットはマイナスドライバーでコネたら取れます。
旋盤を使ってストッパーを製作しました。(横にはM3のタップを切ってあります。)
僕はCAD図面を書けません。 (T_T)
カンにストッパーを付けられるように軸受けメタルを抜き6mmに穴を広げます。

ついでに5mm位のクーリングホールも空けておきます。

(内側からなら、優秀な下穴が空いているのでボール盤で十分な精度のセンターが出ます。)
カンの磁石をカシメ付けていた部分(3箇所)のひずみが邪魔です。リューターで削りましょ。

(カンのトップ内側の出っ張りも曲者ですから削ります。)
センターずれを嫌うので半田付け用にアルミで治具を製作しました。(左)

(丸く切ったベニヤ板に穴を開けて使っても同じ仕事ができます。こんなご大層な治具は要りません。)
カンと真鍮製のストッパーを酸洗いして半田付けします。
磁石の長さよりも余分に長い部分を削り飛ばし、カンを長さ8.5mmに仕上げます。ノコで切った後、グラインダーで仕上げました。
以前の実験結果からマグネットは2個1組/6グループに貼ることにしました。

0.7mmの鉄の針金(磁性体)と0.75mmのエナメル線(非磁性体)をスペーサーに使いました。

金属棒はヘアピン状に曲げておけば作業性がいいです。また、最後の一本はヤスリで先端をクサビ型にしておくと磁石の間に割り込むことができます。

(金属棒をスペーサーとして使うのは飯野氏のアイデアです。キッチリ貼れました。)
カンから突き出た針金をヤスリで切り飛ばして出来上がり。