■ストレートベアリングのズレ
(2004.02.06)
素材のホルダーを使ったプッシャー方式限定の事例です。(トラクター方式は関係ナシです。)
推力が350gを越えたあたりでネオジの磁力が推力に負けてしまいベルがベアリングを押し込んでしまいます。
その結果、ベルとコイルが干渉してエナメル線を削ってしまいます。
↓
あっという間に削られてしまいます。
(おかげでこの巻きは十分な実験ができませんでした。)
今後はフロントにもフランジベアリングを使うことにします。
■ステイターとカンの磁石が干渉する場合
(2004.02.06)
モーターを仮組して手で回転を確認しますが、回転ムラがあればステイターをマジックで黒く塗って磁石との干渉を確認します。
(色が剥がれたとすれば干渉があるのです。)
干渉していたらステイターのみを削ります。(干渉部分だけネ!)
磁石は絶対削ってはいけません。(磁力が著しく低下します。)
■ステイターとカンの磁石が干渉する原因
(2004.02.13)
カンとステイターが干渉している部分はステイターの前の方?のみです。これは何故か?
答えは簡単!
モーターカンは製造工程で型抜きを容易にするために「抜き勾配」と呼ばれるテーパーが付いているからです。
モーターカンはエンドベルに近づくほど直径が大きいのです。
「ショートカン=8.5mm」に「ロングカン=14mm」でカンの外寸を仕上げ、ネオジは開口部と面一で貼るのが一番良いようです。