いい材料を発見しました。 素材モーターのステイターにピッタリです。

CDブラシレス用2倍モーターカンの製作 (2004.01.15)

いろいろな材料でカンを製作してみましたが電磁鋼板には敵いません。
モーターカンを素材に変造するのがベストと考えました。

まずはバラす!
カンの材料にマブチのRF330モーターを使いました。(RF320モーターも同じカンでした。)
カンから磁石を取り外します。
わかりにくい画像ですがモーターカンの穴から真鍮釘でたたき出すと磁石が簡単に取れます。

(ちなみにRF320モーターならラバーマグネットなのでマイナスドライバーでコネたら取れます。)
分解完了!
傷つけずに外せました。
旋盤を使ってストッパーを製作しました。
単純な形状なんですがね・・・
図面
僕はCAD図面を書けません。 (T_T)

(シャフト固定用のM3ネジ穴も必要です。)
穴あけ
カンにストッパーを付けられるように軸受けメタルを抜き6mmに穴を広げます。

ついでに5mm位のクーリングホールも空けておきます。

(内側からなら、優秀な下穴が空いているのでボール盤で十分な精度のセンターが出ます。)
センターずれを嫌うので半田付け用にアルミで治具を製作しました。
左がそうです。
カンと真鍮製のストッパーを酸洗いして半田付けします。
ステンレス用フラックスを使って半田付けです。
カンの寸法合わせ
磁石の長さよりも余分に長い部分を削り飛ばし、カンを長さ14mmに仕上げます。
カンも回転させるのがコツです。

(今度のデジカメはシャッタースピードが速いのでグラインダーが止まって見えますね。)
第一段階できあがり。(^^)
うひっ
追伸
と思ったらカンの磁石をカシメ付けていた部分(3箇所)のひずみが邪魔です。
リューターで削りましょ。

(カンのトップ内側の出っ張りも曲者ですから削ります。)
マグネットを貼り込みます。
以前の実験結果からマグネットは10×5×1mmネオジを2個1組/6グループに貼ることにしました。

0.7mmの鉄の針金(磁性体)と0.75mmのエナメル線(非磁性体)をスペーサーに使いました。

金属棒はヤスリで先端をクサビ型にしておくと磁石の間に簡単に割り込むことができます。

(金属棒をスペーサーとして使うのは飯野氏のアイデアです。キッチリ貼れました。)
仕上げ
カンから突き出た針金をヤスリで削り飛ばして出来上がり。

                    

上記、磁石のグループ化は1mm厚の磁石に限定するなら有効な方法です。(とくに長寿命化)

しかし、2mm厚、3mm厚の磁石を使った場合でもグループ化が有効か否かはわかりません。
(なぜか大手メーカー製のモーターに見受けられないですし・・・)

この先、実験しようと思っていますが流用可能なモーターカンを発見できていません。(RF500モーターが狙い目?)

その他モーターをご存知の方、意見をお持ちの方は”ぜひ”お教えください。m(_ _)m