ロングブランクモーター ↑マキマキ

ロングCDブラシレスの巻き巻き (2004.01.23)

皆様のお知恵を拝借して美味しいトコ取りさせて頂きました。

一般に3倍ステイターと呼ばれる単板24枚重ねのステイターを製作します。
まずは素材モーター4個(単板32枚)を材料に組みなおして単板24枚をピッタリあわせます。

(これは松下氏のアイデアです。)
ステイターを組んで・・・
合わせた部分に隙間があるので万力で占めます。
ロング仕様のステイターホルダー
削りだしパーツです。
寸法はこちら
ステイターと固定する8.3mm部分は8.2mmのほうがいいかもしれません。
パイプ延長して仕上げたロング仕様のステイターホルダーとステイターです。

←↑上画像も見てください。
ステイターの真ん中の穴には3箇所の切り欠きがあります。これを利用しない手はありません。
切り欠きに巻き始めの線を引っ掛けて・・・
巻き巻きの準備です。
ノーマルのステイターホルダーで押さえて巻き巻きスタートです。
巻線を引っ張り易いので僕(右利き)はステイターを持つ左手を回してエナメル線を持つ右手はほとんど動かしません。また、左巻きにコイルを巻いています。
谷渡り@
次の極に移動する”谷渡り線”は爪楊枝1本分のゆとりを持たせておきます。

(これをピンと張ったらロクな事になりません。)
谷渡りA
1本目の巻きが完了しました。2本目、3本目も同じようにして巻いていきます。

”谷渡り線”の長さは全て等間隔です。(^^)
そして作戦完了!
←一旦巻いたのは0.4mm*13Tでしたが細貝氏の記事曰く、「ダメ〜!」とのことで彼オススメの20Tに変更しました。
画像なし
巻き終えたステイターにマスキングテープを巻いてステイターホルダーとエポキシ接着します。
マスキングテープを使うのは飯野さんのテクニックです。
画像なし
仮組みしたモーターを手で回転させて磁石とステイターが触れてしまう場合・・・
ステイターのみを削ってください。(ネオジを削ると能力がガクンと下がります。)
 ■いつものFRP製ワイヤーターミナルを取り付けて完成!

今回採用の巻き


プッシャー実験!
こんなモーターができました。
・・・10インチペラがいいみたい・・・。
■0.4mm×20T(24P)テスト
プロペラ 推力 消費電流 回転数
APC 11×7SF 459g 7.35A 3690?
APC 10×4.7SF 430g 5.85A
GWS EP1047 416g 5.33A 4590?
APC 9×6SF 345g 4.85A
APC 9×4.7SF 311g 3.40A
APC 9×3.8SF 305g 3.35A
GWS EP8060 270g 3.07g
APC 8×4E 214g 2.55A
APC 8×3.8SF 243g 2.61A
GWS EP0843 247g 2.55A
GWS EP8040 210g 2.07A
GWS EP7060 206g 2.56A
GWS EP7035 104g 1.11A
無負荷 0.28A 7400?
ちなみに”くろすけさん”が巻いた0.45mm*20Tは電流6A弱で推力550gを記録しました。全てはカンのおかげです。(たぶん)
(2004.02.06)